こんにちは
今回は3大介護に注目し新人職員の指導を行なってきた私が、指導者はここは見ているってポイントを説明します
実習生指導の資格も取得しています
この記事を読む事で
- 新人職員は注意するべきポイントが分かる
- なぜ、注意するべきなのかが分かる
- 先輩職員は何処を見ているのかが分かる
- ポイントを押さえ早く成長できる
などが分かり早く、正しく成長出来るものになります
3大介護
本題に入る前に3大介護について説明します
介護業界において利用者、対象者の情報を確認するために必ずに確認をとる項目です
他にも必要ですがこの3つは絶対にあります
- 食事
- 入浴
- 排泄
この3つになります
それぞれ、対象者に介助が必要か必要じゃないか
自分で出来るのか、出来ないのか
どの程度の介助、介入が必要なのかを確認します
☆ちょっと余談☆
事前情報(実際に会う前の情報)にどんな事が書いてあるのか内容を紹介します
◎食事
- 自分で食べれるか?
- 介助が必要か?
- トロミは必要か?
- 食事をする上で特別な対応は必要か?
- 禁食はあるか?
◎入浴
- 介助が必要か?
- 浴槽のタイプはどれか?(機械浴、椅子浴、一般浴など)
- 入浴時間などの制限はあるか?
◎排泄
- 自分でできるか?
- 介助が必要か?
- 日中と夜間で違うか?
- おむつを使用しているか?
- 使用しているおむつの種類は?
- 特別な支援が必要か?
など、事前情報として読んでから実際に会う事が多いです
ただ、実際に会って観ると事前情報とかなり違う事があるのも面白い所です
実際に会って情報に違いは無いか記載されて無い新しい情報があれを加えたりして情報の更新をおこないます
☆余談終了☆
本題に行きますね
食事
まずは、食事介助での注意すべき点になります
- 姿勢
- 本人の状態
- ペース配分
- 一口の量
- 食前中後の確認
◇どうチェックしているのか
①姿勢……食事中の姿勢が適しているか
②本人の状態…食事中のしっかりと覚醒しているか
③ペース配分…口の中が空か、パクパク食べさせてないか
④一口の量…大盛り過ぎないか、口の中に詰め込み過ぎてないか
⑤食事前中後の確認…全体の時間や本人状態の変化を観察しているか
食事介助では指導者はこの辺を中心に確認しています
又、食事中に起こる事故として「誤嚥」「窒息」があります
その為、指導者は姿勢、ペースに注意しむせ込みが起きにくい環境を作れているかを特に気を付けて見ています
入浴
続いては入浴介助で指導職員がよく見ているポイントです
- 着脱が無理なくできている
- 皮膚観察ができている
- 入浴中の温度管理
- 見守りができている
- 時間配分が入居者に合っている
◇どうチェックしているのか
①着脱のルール「脱健着患」(脱ぐときは健側、着るときは患側から)ができているか
②全身を見れる機会なので傷、皮下出血が新しく出来てないか観察できるか
③シャワーや浴槽の温度管理
④特に浴槽の中に居る入居者の見守りを怠っていないか
⑤長風呂になっていないか
入浴で起こる事故、皮膚トラブルであるのが「溺れる」「皮下出血(アザ)」「キズ」「湯あたり」になります
特に起きやすいのが皮膚トラブルが多く全身を観察した際に発見もありますが入浴中にできてしまう事も多く注意が必要になります
又、長湯希望の方も多くそのままにすると湯あたりになる事もあるので時間を見て上がる様に声掛けも行います
排泄
最後に排泄介助でのポイントになります
- プライバシーに配慮している
- 準備をしてから介助をしている
- 介助中は全身に気を配っている
- 皮膚状態、排泄物の観察ができている
- 施設のルールに従ったゴミ処理ができる
◇どうチェックしているのか
①介助する前に居室のドアやカーテンを閉じているか
②介助前にしっかり準備できているか
③おむつ介助中に全身に注意しているか
④皮膚状態や排泄物に異常が無いかチェックしているか
⑤施設のルールのっとり処理しているか
排泄介助では「焦らず行えている」か「皮膚トラブルなどの観察がでている」か「漏れない当て方ができている」かなどを中心に見ています
新人で多いのが「排尿のみ」の排泄介助は出来るが「排便」の介助にあると焦りや頭がパニックになりミスが目立つ様になります
落ち着いて介助を行ってくださいね
まとめ
以上が指導者が指導中に見ているポイントになります
今回、書いたのは指導者が指導として見ているポイントなので実際の介助でも上記のポイントを注意して介助に当れば上達が早くなります
ただ、わからない事や指導者はどんな事に注意して介助を行っているのかを聞くのは自身の幅を広げるので質問はどんどんして下さい
指導者に色々なタイプの人が居ます
◯その場、その場で気になる点を指導する人
◯介助後や1日の最後にまとめて指導してくる人
新人の方は自分がどのタイミングで指導を受けるといいのかを事前に伝えるとお互いにいいと思います
ぜひ、伝えて下さい
以上で今回の内容は終わりになりますが、各介助について注意する点や手順などについては別記事を書きますのでそちらを見て下さい