映画

【変革時代に生まれた少年の物語】エンドロールのつづき「ネタバレ含む」

 

2023/01/20 公開

エンドロールのつづき

公式サイトは上記をクリック

 

鑑賞してきましたので個人レビューになります

オススメ度(10点満点)

 今回は『7点』

原作(背景)知らなくても楽しめるか

楽しめます

 

あらすじ「ショートVer」

チャイ売りの少年:サマイ(9歳) ある日、映画嫌いの父に連れられ映画の鑑賞へ行き映画に恋をしてしまいました

そこから、映画を観る為に色んな手段を講じますが終いにはつまみ出されてしまいます

つまみ出された日、映画技師:ファザルに出会います

マサイとファザルはある取引をして再度、映画が観れる様になります

次第に映画を観ているだけじゃ無く自分でも作りたいと思い廃品から映写機を制作を試みます

マサイは無事に夢を叶えられるのか。映画に真剣に向き合う子どもの成長ストーリーです

 

見どころポイント 3選

ポイント① ロケ地

今回、監督を務めた【パン・ナリン】

ロケ地は彼の故郷であるグジャラート州

父の手伝いをしながら駅でチャイを売っているマサイ

田舎生活での商売は鉄道の停車中、僅かな時間にチャイを売る事

電車が居ない時は友達と遊びに行き身長程の長さがある草むらを通り遊びに行っていた

作中では学校、映画館までは電車で2時間もの移動があります

ポイント② お母さんの料理

 

作中でお母さんが料理シーンが多くあります

マサイがファザルとの取引でお母さんのお弁当を渡す事で映画が観れる様になります

お母さんとしては毎日、マサイの為に作っている弁当を食べて貰えないのは悲しいと思いますがマサイにとっては映画を見る唯一の手段です

お母さん自宅でスパイス育てて料理に使うなど料理上級者なのが伝わってきます

それがどれも、美味しそうで観ていての腹減りポイントです

 

な・なんと、公式サイトでは「料理上手なお母さんの魔法のレシピ」ってページがありますので気になった方は参照してみて下さい

 

ポイント③ 光の描写

マサイが映画好きになったのには映画館で観たスクリーンに映る1筋の光

映画そっちのけで光に魅力されてました

上映中の映画の光に手を当てたりしているシーンもあり他の観客からしたら迷惑ですね

他にも、中盤、後半と光に魅了されているシーンがありますので彼の光への思いが伝わってきます

 

まとめ

フィルム映画からデジタル映画に変わっていく映画の変革時代

映画の虜になり自分で映画を作る喜びを知ったマサイ

これから、光の勉強がしたいとマジメに本を読んだり、家の手伝いをしたりと真剣に向き合った矢先にフィルムが廃棄処分になっていくのを目の当たりにしたマサイ

ショックを受けるも勉強を続けるマサイ

マサイの真剣な態度に父親も折れついには、勉強するために学校を進めるまでに

映画を通してのマサイの成長や映画がデジタルに変わる時代に生まれたからこその成長がラストには待っています

 

以上、個人レビューになります!!