映画

【ネタバレ】ザ・メニュー

11/18 公開「ザ・メニュー」を鑑賞してきましたのでネタバレを含む個人レビューです

 

公式サイト:ザ・メニュー

映画オススメ度(10点満点)

8点

予備知識無しでも楽しめるか

楽しめます

映画館の状況
  • 平日 13時頃の回
  • 席は全体の6割程の使用
  • 男女比 6:4
  • 年齢層は幅広く20代~60代以上の方も観られました

 

ストーリー

ある孤島にある予約困難なレストラン

そこでは極上の料理が味わえると色々なお客が足を足を運びます

シェフの指導のもとコースには1品1品に「テーマ」がありお皿の上で極上の芸術となって食べるのも躊躇われます

そんな中、料理好きの男性と連れの女性が来店し女性が違和感に気づきます

その違和感がコースが進むと同時に確信へ変わるとき料理に隠された秘密がどんどん現になります

シェフが料理に隠した秘密とは?

そしてシェフから「君はここに居てはいけない」と言われた真相が段々とサスペンス方式で明かされていく物語になっています

 

目的は同じ「極上」

物語はとある船着き場から始まります

船を待つ人達には目的地が同じ以外にある共通点があります

それは、全員が裕福層(金持ち)と呼ばれる人達です

今回の参加者は5組

その中の、「料理好きの男性と連れの女性」を物語の中心に進んで行きます

島に到着するとレストランに行くまでに島の案内もされます

島では最高の食材を作る事もされており野菜の栽培、家畜の飼育、加工もしておりスタッフの宿舎まで案内されます

ただ一つ、シェフの家だけは他のスタッフも入れないとの事で見学はできませんでした

そして、レストランに案内されます

客席からは海が見え反対側ではキッチンが見えるオープンキッチンになっています

キッチンでは大勢の料理人達が極上の料理を一心不乱に作っていました

席についたお客も極上の料理が楽しみ過ぎてキッチン前にはで料理工程を見たりしています

料理好きの男が声をかけるとスタッフは男の名前を言います

名前を覚えられている事に男は大変に喜びます

連れの女性は呆れていました

個性の強いシェフ

シェフの登場

コースの提供前に挨拶から

ただこのシェフ料理の提供前に大きく手を一回叩きます

この音、部屋中に響き皆がビックリする程大きく全員が一斉に注目します

この動き毎回料理の提供前に必ず行います

観ているこっちも、ビクッってなりました

この動作には注目を集める、静かにさせる、威圧するなどの意図を感じシェフの性格を表す動きの1つなのかと思います

 

「料理を食べないで下さい。味わって下さい。」

 

挨拶の終盤にのこ言葉を言うシェフ、この言葉は印象的で料理人であり料理への強い思いを持っていることが分かります

コース開始

お客1人につき1人のスタッフ1がお皿を提供します

全員同時に提供するのでスタッフが横並びになる姿は圧巻です

料理はコース料理になっていて1つ1つの品にテーマが込められいます

2品目の品で驚かされます

それは、ソースだけ出されるお皿です

シェフいわく、昔からパンは庶民の食べ物だからこの場には相応しくないとの事

成金のお客の数人がパンが欲しいと、スタッフに圧力をかけますがそれでもパンを出さないスタッフ

そして3品目

3品目のトルティーヤを出されたときお客は更にビックリします

トルティーヤにその人の隠したい出来事が焼いてあったからです

会社の裏帳簿や横領の証拠などなど

皆が驚いている中、料理好きの男の連れである女性は手をつけず食べません

シェフも女性が気になり声をかけますがそれでも食べない女性

するとシェフは女性を別室へ呼び出します

自分の料理を食べないのは何故か?君は誰だ?と質問を投げかけます

何故こんなに女性を気にするのか?

実はこの女性本来の参加者ではありませんでした

男性が急遽同行をしてもらった女性であり事前のリストとは違う女性だったのです

違和感が確信へ

4品目のお皿

お皿の説明をしていると1人副料理長がでてきます

このお皿は彼の作品であり

これから、仕上げをすると

すると、床にシート、背面にシャワーカーテンが現れ

副料理長は銃を口に咥え自害します

慌てるお客と料理の演出だと言うスタッフ

混乱の中でも周囲を気にせず料理を食べる男

さらに、強引に帰ろうとするお客が出てきて止める為にお客の指を切り落とすスタッフ

その混乱でも料理を食べ続ける男

逆らうのは不味いと理解したお客は席につきます

再度、シェフに呼ばれる女性

シェフからはリスト無い君の扱いを迷っている

結末は変わらないが君はどっち側がいいか?

シェフから選択を迫られ悩みながら答えます

演出は多岐にあります

どんどん進むコース

全員が今日、ここで殺される事を理解してやけ酒をしながら料理を食べます

スタッフ、シェフ、お客すべてがコースの完成の為に死にます

演出には人が吊られたり、シェフ自ら刃物で刺されるシーンも

扱いに困っている女性を、呼び出すシェフ

女性に料理で使う樽を持ってきてと依頼ます

女性は断るとこができず、シェフの家に行きます

そこで、シェフの過去と無線機を発見します

無線機にて助けを呼んだあとに樽を持ち帰る女性

暫くすると、警官が1名ボートに乗り島へ来ました

何も知らなない警官はお客、シェフの様子を見て違和感に気づきます

お客の1人から助けてと言われシェフに向けて銃を構えます

助かったと思うお客一同

銃を構えた警官はおもむろに火の消えたキャンドルに火をつけます

・・・そうです

実はこれも演出で警官も仕込みでした

一同は絶望し諦めの色が濃くなります

最後の注文

そしてコースの最後、デザート

シェフが料理に掛かる前にシェフが終始、気にしていた女性から言われます

「まだ、お腹一杯になっていない」

シェフは「何が食べたい」と

ここで女性はシェフの過去に繋がる品をオーダーします

シェフはコースを止め、オーダー品を作ります

その間、みんなは静かに料理を待ち出来上がります

料理を食べる女性

「食べきれないから持ち帰りたい」

女性が言うとシェフは料理を包み持ち帰りの支度をします

その場で女性のみ変える事が許されボートで島をでます

その後、シェフはスタッフ、お客を含め最後の料理を支度し火を着けます

屋敷が火事になっているのをボートの上から眺める女性

ここで映画は終わります

まとめ

この映画、タイトルから観ているとお腹が減るかと思いますがそんな事も無く

途中から目が離せなくなります

観終わった後に食べた料理を味わって食べたくなる内容でした

映画館でも楽しいですが、ネトフリなどで公開されると家族で見るより1人の方や、カップルの方に観て欲しい作品だと感じました